月が導く異世界道中について

ジャンル | 異世界ファンタジー |
著者 | あずみ圭(原作) |
作画 | 木野コトラ |
出版社 | アルファポリス |
最新話数 | 108話(2025年7月現在) |
掲載期間 | 2015年6月10日~ |
配信漫画アプリ | ebookjapan コミックシーモア ピッコマ など |
あらすじ
平凡な高校生・深澄真は、異世界の勇者として召喚されるも、容姿が女神の好みに合わなかったという理由で、使命を剥奪され最果ての地へと追放されてしまう。突如として放り込まれた異世界で、真は持ち前の順応力と与えられた異常な力を頼りに、過酷な環境を生き抜いていく。
そこで出会ったのは、上位の竜「巴」や上位の鬼「澪」といった規格外の存在たち。異種族ながらも心を通わせ、仲間となった彼らと共に、真は独自の価値観で異世界を旅しながら、人間社会とは異なるコミュニティを築き上げていく。
「月が導く異世界道中」は、いわゆる「なろう系」の定番である“チート能力”や“転生”の要素を押さえつつ、神や人間社会との距離感、異種族との共存といったテーマが独特の魅力を生んでいる作品です。爽快なバトルやコミカルなやりとりもありつつ、物語の奥には哲学的な問いも潜んでいます。
俺のレビュー
総評としてこの漫画はジャンプなどの王道系も含めてここ10年でTOP5に入るくらい面白い漫画です!!
まず一つ一つの出来事に対して疑問がほとんど残らないようにちゃんと説明してくれている点が非常に高評価です。
例えば、その辺の三流なろう系漫画だと異世界の人と初めから言葉が通じる点に何も触れずに物語が進行していたりします。
しかしこの「月が導く異世界道中」では人間(ヒューマン)以外とは言葉が通じるのだが、その弊害による出来事などが非常に奥深く、それに抗う主人公がとても面白いです。
また他の転生系・異世界ファンタジーとは異なる要素がいくつもあります。
転生系・異世界ファンタジーの漫画は数百種類読んでいますが、「月が導く異世界道中」に似たような漫画は一つもありません。
面白い漫画は普通すぐにパクられたりするのですが、「月が導く異世界道中」は設定が奥深すぎてパクりようがないからだと思います。
個人的に面白い設定だなと感じたものは下記のものです。
- ギルドはあるが主人公はほとんど利用していない
- ヒューマンと魔族が対立しているが主人公はどちらにも加担していない
- 主人公とは別で2人の地球人が異世界に来るが、簡単に仲間になったり対立したりせず、それぞれの物語を進行させ物語に深みを持たせている
- 主人公は当然チート持ちだがチートを持った理由付けの設定がまた奥深い
実際にはまだまだあるが、どれ一つとっても細かい設定があり、推理小説のように気持ちいい体験をさせてくれます。
その辺のなろう系に飽き飽きしている方は是非一度読んでみてください!!
必ずハマること間違いなしです。
ズバリ何点?
色々言ってきましたが
私が「月が導く異世界道中」に点数をつけるとしたら100点満点中ズバリ…
98/100点
です!!
その辺の異世界・転生系とは一味も二味も違う「月が導く異世界道中」を是非一度読んでみてください(^_-)-☆
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